廃屋のレギュラー

雑記です。

帝都大戦

映画「帝都大戦」を、

 

 

 

 

最後まで観なかった……

 

 

 

 

なんだろう、この前作と打って変わった安っぽさは……

 

それなりに映画とかを観てきてる経験から稀にある、物語序盤での「あ、この映画たぶんつまんねえな……」って思ってしまう作品。最後まで観衆を引き込む力が全然ないタイプの映画。

昔はやたらめったら何事も経験で、どんな作品でも観てみたけど、

最近は配信で見放題なんてのが主流且つ、自分が歳とったせいもあって、

こういう映画に割く時間が無くなってしまったなあ。

 

前作にあった物語の重厚さと壮大さみたいなものが全く感じられない。

同じキャラを使って、戦中なんていう激動の時代を描いているにもかかわらず。

娯楽作品らしいわかりやすすぎるカメラ演出、戦中の割に綺麗すぎる人物や建物セットとかのせいだと思う。やはり予算の問題なのだろうか?

全く別物として観ればいいんだろうけど。

でも加藤が登場がせっかく出てきて嶋田久作さんが完成されたビジュアル造形を作ってるのに、

キャラクターとしてはメインじゃないみたいで序盤の登場頻度が少ないのと、

単純なヒーローもの作品にしつこく出てくる悪役(ドロンボー一味みたいな)みたいな扱いで、前作の謎めいた得体のしれない存在ではなく、これまた引き込む力が弱い。

演出と物語の構成の問題だと思う。

この物語の最大の魅力は加藤、嶋田久作さんに対して帝都という巨大な都市を守る人々の、それぞれの人生をかけた攻防の歴史であり、その中心にあるのが平将門なのに、

どう考えてもそれを活かしてるとは思えない。

物語40分、半分ぐらいやって見せ場のシーンがどこかわからん、何を描きたいのかが。

ついてくのがしんどい。

 

スタッフ違うだけでやっぱり違うなあ、と、改めて感じました。